シール材の施工はじめに簡単に見えるシール施工ですが、実は注意する点が意外に多くあります。 当社ではプロの技を持った信頼できる施工業者の紹介も
プロの施工道具プロは、大きな缶に入った2液型のシーリング材を使用します。カートリッジでは何回も交換しなくていけなく、手間だからです。そのために専用のミキサー、コーキングガンを持っています。
(1)目地の清掃やはり、一番大切なのは施工する部分の清掃です。また、特に冬場などは被着面が結露などで濡れていないか確認します。もし濡れている場合は、シンナーで軽く拭いて水分を取り除いてください。 (2)バックアップ材の装てん目地サイズを適切に保ち、及び三面接着を防ぐため、バックアップ材を目地に装てんします。バックアップ材のサイズは目地より少し大きいくらいのものを選びしっかり装てんします。 (3)マスキングテープ貼りプライマーやシーリング材が目地以外の場所に付着しないようマスキングテープを貼ります。まっすぐに貼るのは意外に難しく、十字にクロスしたところでは特に腕が要ります。 (4)プライマーの塗布プライマーはシーリング材と下地との濡れを良くする働き、被着面についている細かな埃を抑える働き、被着体から出てくるあくを抑える働き、そして逆にシーリング材からの成分が被着体へ出て行くのを抑える働きがあります。とても重要な作業のため、プロは本当に丁寧に塗られます。 プライマー塗布後、所定の乾燥時間をとってから次のシーリング材の充填に移ります。あまり時間を空けすぎても逆に空気中の埃が付着して接着力が落ちるので注意してください。 (5)シーリング材の充填2液型のシーリング材を特別な撹拌装置で充分に混ぜた後、専用のコーキングガンで吸い上げてます。写真のようにコーキングガンの形は通常ホームセンターで売っているものとは違います。慣れないとうまく吸い上げられませんし、その間にも硬化が進行しますので必ず慣れた方に指導をしてもらってください。 シーリング材の充填は写真のように上から順に充分に行ってください。目地底から充填しないと後からシーリング材が膨れることがあります。 (6)へらならし次に金属へらで盛り上がった部分のシーリング材をならしていきます。ならすのに金属へらは難しいですが、プロの方はより高い接着性を確保するのに、ならしバッカーよりこちらを使われる方が多いようです。慣れないと表面に段差がついたりしてしまう難しい作業です。
(7)マスキングテープ剥がしここで失敗すると元も子もなくなるのですが、テープを丁寧にシーリング材のひげができないように巻き上げていきます。下手に取るとテープについたシーリング材が壁に付いたりして大変です。 基本的にはこれでシーリング目地の出来上がりです。 |
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