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塗膜防水材の施工の施工

はじめに


少しの面積の屋上やベランダの防水では、コストの面を考えるとなかなか業者さんには頼みにくいのが実状です。しかしながらその間にも確実に水は建物を侵します。もしあなたにチャレンジ精神とちょっぴりの勇気、それに粘りと根気(どこかで聞いたような…)があれば防水どころか家だって建てられてしまいます。
さあ、家の手入れの手始めに屋上、ベランダの防水にトライ。(ほんとはかなり難しいけど・・・)

当社ではプロの技を持った信頼できる施工業者の紹介も おこなっております。

 

 


 

施工例の紹介

処理前
>>>
処理後

 

(1)下地の調整

防水の基本は漏水個所の調査。なんですが…これが難しい。現在のところこれといった決め手がありません。(蛍光染料を混ぜた液体を亀裂に 流して追跡する方法があるそうです。)
ここで一番注意を払いたいのが、水を溜めないようにすること。少しきついぐらいの傾斜をつけたいものです。 傾斜をつけることが出来ないときはせめて窪みを無くしましょう。明らかに窪んでいる個所はモルタル(セメントと砂と水を混ぜ合わせる)を埋めてください。(モルタル施工の際はモルタル打ち継ぎ用の接着剤が必要です。)

次に亀裂や目地がある場合はシーリング材(コーキング材ともいう)を埋めます。シーリング材の種類は変成シリコーン系かポリウレタン系が適切です。(シリコーン系は塗装できませんので使用しないで下さい。)

ここまで終わったら防水にかかる前によく乾燥させましょう。水分が残っていると剥がれや膨れなどの原因となります。
モルタルを施工した場合は3週間程養生させて下さい。膨れが怖い場合は水蒸気抜きを部分的に設置してください。モルタルの施工直後は強いアルカリを示します。防水材の種類によっては汚染されることがあります。



(2)マスキング処理

排水溝、サッシその他防水材が着けたくないところにはマスキングテープ、新聞紙、ガムテープなどを貼り付けて防水材の付着を防ぎます。



(3)プライマー処理

プライマーは防水材と下地との濡れを良くする働きがあります。防水材は一般に粘度が高い(つまりどろっとしている)ためそのまま塗ると下地との間に空気を巻き込みやすいためこれを防ぎます。また下地との間の接着力をアップします。

下地との接着が悪くて防水材の層が下地と剥がれると防水材層が痛みやすく、劣化の原因となります。
プライマーは一般に粘度が低く細かい部分は刷毛で、広い面積はローラーで塗布しましょう。ほとんどのプライマーは30分〜1時間で乾燥します。(厚塗りタイプではそれ以上必要な場合もあります。)


(4)防水材の塗布

防水材の多くは粘度の高い液体です。店に置かれている間に分離していますので、塗布する前によくかき混ぜます。(かき混ぜた棒を引き上げて、むらのない均一な状態になっていることが必要です。)
これもプライマー同様、隅や入り組んだ場所の刷毛塗りから始め、広い面積はローラーを使用します。粘度が高くて刷毛塗りできないものは、ゴムべらや左官ごてで伸ばして塗ります。
1回塗り終わったら一度よく乾燥させてから、もう一度塗り重ねましょう。一度しか塗らないと、気づかない微細な穴が残っていて漏水する恐れがあります。


(5)マスキングテープの除去

マスキングテープと取るときには防水材との境目をカッターでカットしながら剥がします。そのまま取ると膜の丈夫な防水材の場合はテープに乗った部分にくっ付いて剥がれてくることがあります。

(6)道具の清掃

(1) エマルジョンタイプの防水材の場合

塗っている途中は防水材の缶の中につけておくと乾燥が防げます。塗り終わったときはすばやく水洗いした後、一晩水に浸けておくとローラーなどにしみ込んだ防水材もかなり落とせます。乾いてしまった場合は水に溶けませんので注意して下さい。

(2)溶剤タイプの場合
シンナーで洗ってください。水には溶けません。
(3) 衣服などに付いたら ・・・
水やシンナーで拭くと繊維に一層染み込んでしまうことがあります。粘度の高いものが付いた場合には広がらないようにそっと乾燥させて剥がした後、シンナーで拭くのが効果的です。

 



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